先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)は20日、国際社会で存在感を高め「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国への関与をテーマに2日目の討議に入った。食料危機やエネルギー問題といった地球規模の課題を抱える国が多いことを踏まえ、G7が結束して支援強化を打ち出す方針だ。続いて半導体の輸出管理など経済安全保障について協議する。

 広島サミットは20日午後、グローバルサウスの代表格であるインドやブラジルを含む招待国8カ国も参加し、拡大会合を開く。保健、開発、ジェンダー、気候変動が議題となる。岸田文雄首相は19日夜、記者団に「G7だけでは対応できない課題だ。グローバルサウスの国々をはじめ国際社会と協力し、具体的な貢献を示したい」と述べた。

 グローバルサウスは、欧米や日本に必ずしもくみしない立場を取る国が多く、G7として連携を強化できるかどうかが課題となっている。

 経済安保を巡る20日の討議では、覇権主義的な動きを強める中国への経済依存を減らすため、重要鉱物などの供給網を多様化する方策も話し合う。