岸田文雄首相が、アラブ首長国連邦(UAE)で11月末から開かれる国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に出席する方向で調整していることが分かった。複数の関係者が10月31日、明らかにした。今年の先進7カ国(G7)議長国首脳として地球規模の課題で存在感を示し、気候変動の影響を受けやすい新興・途上国に日本の取り組みをアピールする狙いがある。

 一方、中東ではイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が激しさを増している。臨時国会の会期とも重なるため、UAEだけを訪れて帰国する日程が想定されている。

 COP28は11月30日〜12月12日にドバイで開催される。首相は首脳級会合が予定される12月1、2両日に合わせて出席を検討している。会議では世界各国が協調して気候変動に対処するよう呼びかけ、環境負荷の軽減に貢献する日本の姿勢を強調するとみられる。

 首相は今年7月にUAEを訪問した際、ムハンマド大統領と会談。COP28の成功に向け国際社会を主導すると申し合わせていた。