【釜山共同】上川陽子外相は26日、韓国南部釜山で韓国の朴振外相と会談した。慰安婦問題を巡り日本政府に賠償を命じたソウル高裁判決について「極めて遺憾だ」と述べ、適切な措置を講じるよう要請。韓国外務省当局者によると、朴氏は「韓国政府は2015年の慰安婦合意を両国間の公式合意として尊重する」との立場を伝えた。両外相は北朝鮮による弾道ミサイル技術を使った軍事偵察衛星発射を強く非難し、深刻な懸念を共有。米国を含め緊密に連携し、対応すると確認した。

 会談は約1時間25分だった。朴氏は「両国は外交や経済、安全保障、人的交流などの分野で協力を拡大し、未来志向的な関係を築いてきた」と述べた。

 両外相は、拉致問題を含む北朝鮮の人権問題で緊密に連携すると申し合わせた。上川氏は日中韓3カ国の対話プロセスを巡り、議長国韓国の取り組みを支持する考えを伝えた。

 両外相の対面の会談は3回目。今月中旬には米サンフランシスコで会談している。

 上川氏は午後、朴氏、中国の王毅外相との昼食会に出席する。