【リオデジャネイロ共同】上川陽子外相は22日午後(日本時間23日未明)、米国のブリンケン国務長官、韓国の趙兌烈外相とブラジル・リオデジャネイロで会談した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応を巡り、日米韓3カ国が緊密に連携し、安全保障協力を含む地域の抑止力や対処力の強化を目指す方針を確認した。

 上川氏は会談冒頭で「われわれの戦略的な連携はかつてなく重要だ。北朝鮮への対応を中心に一層緊密に協力していきたい」と語った。ブリンケン氏は、挑発行動を続ける北朝鮮がロシアと軍事協力を拡大している点を指摘し「地域の安全保障上の課題は増している」と強調した。

 会談では、海洋進出を強める中国を念頭に、台湾海峡の平和と安定が重要との認識を共有した。ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ情勢を協議し、「自由で開かれたインド太平洋」実現への取り組みも申し合わせた。

 北朝鮮のミサイル開発を巡り、上川氏は深刻な懸念を表明すると同時に「緊張緩和に向け、対話の道は開かれている」とも述べた。