与野党は2日、24年度予算案を衆院予算委員会と本会議で同日中に採決する日程で合意した。与党などの賛成多数で今夕にも衆院を通過し、参院に送付される。憲法の規定により、23年度内の成立が事実上確定した。これに先立つ衆院予算委集中審議では、岸田首相が「能登半島地震の復興や国民生活に深く関わる内容が含まれている」と述べ、予算案の早期成立の重要性を強調。野党から自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について実態解明の要求が相次いだ。

 自民党の浜田靖一、立憲民主党の安住淳両国対委員長は2日、国会内で会談。予算案の採決日程のほか4月以降に衆参両院の予算委集中審議の実施、政治改革について議論する衆院特別委の設置方針を確認した。

 予算案の採決日程を巡り与野党の駆け引きが1日深夜まで続いた影響で、予算委は異例となる土曜日の集中審議を実施した。

 立民の江田憲司氏は、与党が1日に採決に踏み切ろうとしたとして「強く抗議する。首相が強硬路線を指示したのか」と追及。首相は「何か直接指示したことはない」と否定した。