フィギュアスケート男子で17歳のイリア・マリニン(米国)が14日、米レークプラシッドで行われた国際スケート連盟公認大会のUSインターナショナルクラシックのフリー冒頭で超大技のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を成功させる快挙を成し遂げた。主催する米国フィギュアスケート協会によると世界初。SP6位で迎えたフリーで1位となり、合計257.28点で逆転優勝した。

 4回転半は現行の採点規則で最も得点が高いジャンプ。競技会から引退した羽生結弦が北京冬季五輪のフリーで挑んで回転不足で転倒したが、主要国際大会で史上初めて「4回転半に挑んだ」と認定された。(共同)