米大リーグ、マリナーズで現役引退したイチロー元選手のグラブを手がけたミズノの職人、岸本耕作さん(61)が25日、兵庫県宍粟市の工場で取材に応じ「寂しい気持ちになった。一つも妥協を許さないという姿勢を感じた」と名残惜しそうに話した。

 2006年にイチロー元選手のグラブの担当になり、01年のメジャーデビューから10年連続でゴールドグラブ賞に輝いた好守を支えた。だが、最初に提供した6個のグラブは「ストレスを感じる」とキャッチボールにも使ってもらえず「すごく悔しかったし、自分の力不足をすごく感じた」と思い返した。