食べ物を混ぜながら先に送る腸の「蠕動運動」をまね、ロケットの固体燃料を効率良く安全に作る仕組みを宇宙航空研究開発機構(JAXA)と中央大のチームが29日までに開発した。製造した燃料で小型ロケットのエンジンの燃焼実験に成功しており、実用化を目指す。

 蠕動運動は、腸が収縮位置をだんだんと変えて、食べ物を移動させる動き。チームはゴム製の人工筋肉を直径約10センチ、高さ約13センチの円筒状にし、空気で収縮させる装置を開発。複数個つなげて腸の動きを再現した。

 JAXAの羽生宏人准教授は「製造の無駄がなくなり、コストも削減できる」と話している。