周囲の環境と体内時計にずれが生じて不調を来す「時差ぼけ」をしないマウスは、長期間時差にさらされる環境に置かれても、死ぬ確率が低いことが分かったと、京都大の岡村均特任教授(時間生物学)らのチームが19日付のオンライン国際学術誌に発表した。

 遺伝子操作や薬剤により時差ぼけをしないようにした高齢マウスでの実験結果。チームによると、高齢の動物は時差環境が続くと死ぬ確率が高くなり、人では昼夜交代などの不規則勤務は高血圧や肥満、心血管障害、がんなどのリスク要因になるとの報告がある。岡村特任教授は「昼夜交代勤務者を対象とした医療研究や創薬に役立てたい」としている。