【ロンドン共同】ロンドンにある大英博物館の日本美術の常設展示室「日本ギャラリー」が27日、改装を終えて再オープンした。アイヌの現代工芸作家、貝沢徹さん=北海道平取町二風谷=の木彫りのアート作品や、播磨国(現在の兵庫県南西部)赤穂藩、三日月藩の領主森家の家紋が付いた甲冑などが新たに収蔵されている。

 同博物館が新たに制作を依頼した貝沢さんの作品「精神再び」は、アイヌの守り神フクロウがふ化し、殻を破って卵から出ようとする瞬間を表現。欧州でアイヌ現代アーティストの作品が展示されるのは初といい、ニコル・ルーマニエール学芸員は「フクロウの表情がすばらしい」と話した。