優れた女性科学者をたたえる今年の「猿橋賞」が、ハーフメタルと呼ばれる特殊な金属の分析で成果を挙げた東北大の梅津理恵准教授(49)に贈られることが15日、決まった。主催する「女性科学者に明るい未来をの会」が発表した。

 ハーフメタルは金属と半導体の性質を併せ持ち、高性能ハードディスクなどへの応用が期待される。理論研究が先行していたが、梅津さんはマンガンなどのハーフメタルの単結晶作製に成功。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)を使い、ハーフメタル特有の電子の状態を観測した。

 梅津さんは仙台市出身。奈良女子大を卒業後、東北大で博士号を取得した。