【マドリード共同】スペイン・マドリードで開かれたアジア欧州会議(ASEM)外相会合は16日、世界貿易機関(WTO)の紛争処理機能が米国の反対でまひ状態に陥ったことに関し「行き詰まりを打開し、適切な機能を緊急に確保する必要がある」と訴え、名指しを避けトランプ政権を批判する議長声明を採択、2日間の日程を終えた。

 議長を務めたEUのボレル外交安全保障上級代表は「米国の協力が欠け、WTOが機能しなくなったのは遺憾だ」と述べた。WTO改革を訴える米国は、WTOの常設上訴機関、上級委員会で任期が切れた委員の補充に反対。同委員会の紛争処理機能が事実上停止している。