中国でスパイ罪などに問われ、実刑判決を受け服役後、刑期満了で出所した邦人男性(59)が2日、日本に向け中国を出発したことが分かった。中国で2015年以降相次ぐ邦人拘束を巡り、有罪判決を受けた邦人の帰国は初めて。日本政府筋が明らかにした。

 政府筋によると、男性は2日午後に空路で遼寧省大連から成田に向かった。

 中国は14年以降、「反スパイ法」や「国家安全法」の制定を通じ社会の統制を強め、外国人を厳しく監視。15年からスパイ行為に関わったなどとして日本人を拘束し始めた。これまでに少なくとも9人が起訴され、7人は懲役3〜15年の実刑判決が確定。2人は上訴した。