内戦が続くシリアの隣国ヨルダンで、国内に滞在する約66万人のシリア難民への新型コロナウイルスワクチン接種が加速しており、難民キャンプ内にも接種センターが設立された。難民への接種は各国で遅れがちで、ヨルダンの「公平な接種」に注目が集まる。

 人口約1千万人のヨルダンは1946年の独立後、パレスチナなどから難民を受け入れてきた。コロナ対策では今年1月、国民向けにワクチン無料接種を開始したが「難民も居住者として守る」(アブドラ国王)方針で数日後にはイラク難民に接種を始めた。ザアタリとアズラクのシリア難民キャンプにも接種センターを開設し、1500人以上に接種した。