政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の専門家らは16日の会合で、流行「第5波」までの医療提供体制について、実効性のある確保病床数ではなかったとする検証結果を明らかにした。第5波では、各都道府県が確保した病床のうち、実際に使用されたのは50〜60%程度にとどまったと指摘している。

 使用率が低迷したのは、患者を受け入れ可能な能力より病床確保数を増やすことを優先し、広域での入院調整が実施されない地域があったためだと分析している。

 政府は、今月決定した、新たなコロナ対策で、病床使用率80%以上を目指す。専門家らは、80%程度が運用の限界であるとしている。