塩野義製薬は20日、開発中の飲み薬タイプの新型コロナウイルス治療薬に関して、新たな変異株「オミクロン株」にも効果が確認されたと発表した。同社は最終段階の臨床試験(治験)を実施しており、年内にも承認申請して来年3月には国内で100万人分を供給する体制を整える。

 国立感染症研究所からオミクロン株を入手し、予備的な非臨床試験で有効性を検証し、ウイルスの活性化を抑制する効果を確認できたという。アルファ株やデルタ株については有効性を確認している。

 塩野義は、2021年度内の実用化に向けて開発中の新型コロナワクチンについてもオミクロン株に対する有効性を調べている。