塩野義製薬は27日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンに関し、ベトナムで最終段階の臨床試験(治験)を開始したと発表した。国内では感染者数が減少し、他社製のワクチンの接種も進んでいるため、東南アジアなどの5万人を対象に有効性を確認する。2021年度内の実用化を目指す。

 ベトナムでの治験はワクチン未接種の成人が対象で、プラセボ(偽薬)との比較試験を行う。来年1月には他社製のワクチンとの比較試験も始める。一方、国内では3回目となる「ブースター接種」の治験を実施しており、実用化に向けたデータ収集を急ぐ。