新型コロナウイルス感染症で入院した人のうち約10%は、退院から1年たった時点でも後遺症を抱えている可能性があるとの調査結果を、厚生労働省研究班がまとめた。中等症以上だった約700人を分析した結果。最も多い症状は筋力低下で、分析対象者全体の7%ほどだった。京都市で開催中の日本呼吸器学会で23日、発表した。

 研究班の代表で学会理事長の横山彰仁・高知大教授(呼吸器内科学)は、時間がたつにつれて症状を訴える人の割合が減っているとしつつ「一部の人には残っており、感染しないことが重要だ」と指摘した。感染対策の徹底とワクチン接種を呼びかけている。