【ソウル共同】韓国国会(定数300)は30日、検察の捜査権の大部分を剥奪する法案の一つ「検察庁法改正案」を可決した。過半数の議席を持つ文在寅政権の革新系与党「共に民主党」が採決を強行。政府も近く法改正を閣議決定する見通しだ。反発した保守系最大野党「国民の力」の議員は参加せず議場の外で抗議を続けた。

 改正法案は、与党が検察改革の総仕上げと位置付けている。検事総長出身で国民の力の尹錫悦次期大統領が5月10日に就任するのを前に、強大な捜査権を持つ検察の力をそぎ、政権交代後の「報復捜査」をかわす狙いがあるとみられている。