【大田共同】長崎県対馬市の観音寺から盗まれ韓国に持ち込まれた仏像を巡り、所有権を主張する韓国の寺が像を管理している韓国政府に引き渡しを求めた訴訟の控訴審弁論が15日、大田高裁で開かれた。観音寺の田中節竜住職(46)が韓国政府側の補助参加人として初出廷し「一日も早くわれわれの手元に戻ってくることを願っている」と日本への早期返還を訴えた。

 文化財の所有権を巡る対立は、日韓間の国民感情の悪化を招いてきた。先月発足した韓国の尹錫悦政権は対日関係改善に意欲を示しており、訴訟の進展と日韓政府の対応に注目が集まる。