【ソウル共同】韓国で5月に政権交代した尹錫悦政権が、文在寅前政権期に起きた北朝鮮絡みの事件の政府対応を相次いで問題視し、検察は情報機関元トップの捜査に着手した。現政権与党は「(南北融和を目指す)文政権が北朝鮮の顔色をうかがい安全保障を乱した」と主張。一方、前政権側の野党は「支持率下落に悩む尹政権が安保を政争の具にしている」と批判。

 統一省は12日、韓国当局が2019年11月に日本海で拿捕した船の北朝鮮漁民の男2人を強制送還した際、嫌がる男をつかんで連行する写真を公開。大統領府の姜仁仙報道官は13日、送還を「(前政権での)反人道的な犯罪行為」と非難した。