【パリ共同】フランスのマクロン大統領は28日、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子をパリの大統領府に招き夕食を伴う会談を行った。皇太子は2018年に起きたサウジ人著名記者カショギ氏殺害事件への関与が指摘され、人権団体や野党はマクロン氏の対応を強く批判した。

 皇太子の欧州連合(EU)加盟国歴訪はカショギ氏殺害事件後初めてで、フランスの前にギリシャを訪問した。欧米諸国と皇太子の関係は一時冷え込んでいたが、マクロン氏は昨年12月にサウジを訪問して会談した。バイデン米大統領も今月、サウジで会談しており、皇太子の威信回復の動きが続いている。