【ワシントン共同】バイデン米大統領は3日、人工妊娠中絶が違法となっている州から合法の州へ移動し処置を受けようとする女性を支援する大統領令に署名した。連邦最高裁が6月に中絶の憲法上の権利を否定した後、州レベルで中絶の違法化や規制強化の動きがあることに対抗する措置。

 低所得者向け医療保障「メディケイド」を活用した費用負担の軽減策や、中絶へのハードルが高くなったことによる健康への影響に関するデータ収集を厚生省に命じた。米国の妊婦死亡率は中絶ではなく出産を選んだ場合、2桁高くなることが知られている。