【シドニー共同】オーストラリア国立大(キャンベラ)で6日から広島と長崎の原爆被害の凄惨さを訴える写真展が開かれる。これを記念し広島の被爆者、梶本淑子さん(91)が5日、オンラインで学生らに向け講演した。「たくさんの人が何も訴えることもできず、無念の死を遂げた。この思いを一人でも多くの人に伝えることが私の務めだ」と語った。

 梶本さんは部品工場で被爆。建物の下敷きになって気絶した。外の光景は想像を絶するものだった。

 「中学生の男の子が自分のちぎれた腕を持ってよたよた歩いてきた。亡くなった赤ちゃんを抱えたお母さんが何かを叫びながら、同じ所をぐるぐる回っていた」