新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンについて、政府が年末までの希望者への接種完了を目指し、自治体などに体制整備を求める検討をしていることが、13日分かった。年末年始の感染拡大に備えるのが目的。まずは12日に承認された「BA・1」対応ワクチンの接種を20日から始める方向で調整している。
関係者によると、現在主流の「BA・5」に対応したワクチンも今秋の接種に活用する方向で検討しており、米ファイザーは13日、このワクチンの承認を厚労省に申請した。
ファイザーが申請したのは、従来のワクチンにBA・5とBA・4の両方に合う成分を混ぜた2価ワクチン。