宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、本年度を予定していた小型月着陸実証機SLIMの打ち上げを来年度に延期すると明らかにした。「機体の不備ではなく他のロケットなどとの調整の結果だ」としている。政府・宇宙政策委員会の小委員会で同日報告した。政府関係者によると、同じく本年度内を目指すH3ロケット1号機の発射を優先したためという。

 2022年度内に、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げる計画だった。月面の狙った場所に着陸する技術の確立を目指しており、米国主導で月探査を行うアルテミス計画にも活用される予定。