ロシア国防省は29日、ウクライナ産穀物の黒海からの輸出を再開させたウクライナ、トルコ、国連との4者合意の履行を停止すると発表した。ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島に向けてウクライナ軍が同日行った無人機などの攻撃で、穀物輸出に使う航路の安全が脅かされたと主張。輸出停滞により食料価格高騰が深刻化する懸念がある。

 ロシア国防省はこの攻撃に関して英軍の関与が明らかになったと非難している。ロシアの侵攻による黒海封鎖で、世界有数の穀物生産国であるウクライナからの輸出が滞り、食料危機への懸念が高まったため、7月に4者が輸出再開で合意。8月に再開していた。