ロシア国防省は2日、黒海を経由したウクライナ産穀物輸出に関するトルコや国連などとの4者合意の履行を再開すると発表した。ロシアは実効支配するクリミア半島セバストポリへの水中無人機攻撃などを理由に合意履行を停止していた。国防省は穀物輸送船の安全を保証する「回廊」を軍事目的に使わないとの確約がウクライナ側から得られたためと説明した。

 世界有数の穀物生産国であるウクライナからの輸出はロシアの侵攻による黒海封鎖で滞り、価格が高騰するなど食料危機の恐れも指摘された。ロシアの合意履行再開により、世界的な食料事情の一層の悪化はひとまず回避される見通しとなった。(共同)