【ワシントン共同】石炭や石油など化石燃料に由来する世界の二酸化炭素(CO2)排出量は今年、過去最多の375億トンに上り、昨年より1%増えるとの推定を、国際研究チームが10日、公表した。新型コロナウイルス禍から航空業界が立ち直った影響で、石油由来の排出が特に増加した。

 産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑えるとしたパリ協定の目標は、今のCO2排出ペースが続けば9年で達成不可能になる。チームは、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)でエジプトに集まった各国代表に「実効性のある対策を」と訴えた。