【ワシントン共同】国連環境計画(UNEP)は11日、強力な温室効果ガスであるメタンの発生源を人工衛星で発見し、排出元の国の政府や企業に通報するシステムの運用を始めると発表した。排出削減を促し、今世紀末までの気温上昇を1.5度に抑えるパリ協定の目標達成を目指す。

 メタンは化石燃料の採掘や燃焼、水田、家畜などが人間活動に関連した主な発生源。パリ協定の目標達成には2030年までに20年比で30%以上の削減が必要だが、国の統計に載らない「闇の排出」も多いとされる。

 UNEPはまず、天然ガス関連施設からの漏出など、量が多く見つけやすい対象の特定に努める。