【ソウル共同】ソウルの繁華街、梨泰院で日本人2人を含む計158人が亡くなった事故から29日で1カ月。韓国警察庁の特別捜査本部は竜山警察署や警察を統括する行政安全省を家宅捜索。責任の所在を調べるが「身内捜査」の実効性に疑念も浮かぶ。国防や外交、産業で「強国」を志向する尹錫悦政権下で、足元の安全対策が緩んだとの見方も出ている。

 事故を巡っては、圧死の危険を訴える約3時間半前からの通報が生かされず、警察や行政の対応の不手際が明るみに。捜査本部は、竜山署長らの業務怠慢が上層部への報告の遅れや被害拡大につながったとみて、業務上過失致死傷などの疑いで取り調べている。