【北京共同】中国の各都市で新型コロナウイルス対策の行動制限の緩和が始まった。北京では5日からPCR検査の陰性証明がなくても地下鉄に乗れるようになる。南部の広東省広州などでは封鎖解除の動きも出ている。共産党機関紙、人民日報(電子版)が3日、こうした動きをまとめて報じた。
習近平指導部は各地で「ゼロコロナ」政策に反対する抗議デモが発生したことを受け、徐々に対策を緩和し国民の不満を和らげる構えだ。ただ感染者が急増した場合の医療体制に不安が残っていることや、習国家主席の看板政策であることから、ゼロコロナ政策は撤回していない。