【ドーハ共同】シリア南部スワイダで4日、アサド政権打倒を訴えるデモ隊が県知事公舎に乱入し、当局側と銃撃戦となった。ロイター通信などが報じた。2011年に反政府デモが内戦に発展したシリアで、アサド政権は反体制運動をほぼ封じ込めており、政権支配地域での抗議行動や衝突は異例。緊張が高まる恐れがある。
内戦下でシリア経済は疲弊しており、デモ隊は生活苦に不満を高めたとみられる。
シリア人権監視団(英国)によると、デモ隊は庁舎建物に掲げられていたアサド大統領の写真を破り、警備当局の車両に火を放った。当局側は銃を使って鎮圧を試みた。