ロシア国防省は2日、ロシアが併合を宣言したウクライナ東部ドネツク州の都市マケエフカが、米国供与の高機動ロケット砲システム「ハイマース」を使ったウクライナ軍の攻撃を受け、軍関係者ら63人が死亡したと発表した。一方、ウクライナ軍は昨年12月31日夜にマケエフカを攻撃し、ロシア兵400人が死亡したと主張した。
ロシア軍が認めた一度の攻撃による死者数では昨年2月の侵攻開始以来最大規模とみられ、軍指導部の責任を問う声も上がっている。
マケエフカは州都ドネツク北東に隣接し、ロシア国防省によると、ウクライナ軍はハイマース6発で攻撃。ロシア側は迎撃したが4発が着弾した。