【ワシントン共同】米下院監視・説明責任委員会のコマー委員長(共和党)は11日、バイデン大統領の次男ハンター氏が中国やウクライナの企業から多額の報酬を受け取っていた疑惑について調査を開始した。財務省への書簡で、ハンター氏らの銀行取引に関する情報の提出を求めた。

 共和党は、ハンター氏が副大統領時代のバイデン氏の影響力を悪用していた疑いがあるとして徹底追及する方針。来年の大統領選でのホワイトハウス奪還をにらみ、再選出馬に意欲を示すバイデン氏に打撃を与えたい考えだ。

 コマー氏はツイッターで「責任を追及する時が来た。この調査は今議会の最優先課題だ」と強調した。