【ソウル共同】昨年10月に韓国のソウル・梨泰院で159人が死亡した雑踏事故で亡くなった冨川芽生さん=当時(26)=の遺影が14日、事故現場近くの焼香所に掲げられた。北海道根室市の父、歩さん(61)とメールでやりとりした韓国大田市の遺族、宋真永さん(53)が写真を置いた。

 同日、遺族会主催の追悼式も近くで営まれ、歩さんが芽生さんに宛てた手紙を司会者が代読。「大好きな韓国でたくさんの友達ができて毎日が楽しいと言ってたね。夢の途中でこんなことになり、非常に悔しく残念ですね。今までありがとう」との言葉が送られた。