【マニラ共同】日本各地で相次ぐ広域強盗事件で、交流サイト(SNS)を通じて実行役に指示した疑いのある「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンの首都マニラにある入国管理局の収容施設で2021年から拘束されている日本人であることが27日分かった。レムリヤ法相が共同通信に明らかにした。犯行グループの一員とされるもう1人の日本人も同じ施設に拘束中で、この人物については書類などが整い次第、日本に強制送還すると説明した。

 フィリピン当局は21年5月に「ルフィ」をマニラで逮捕した際、数カ国で活動する大規模な詐欺グループの「ビッグボス」と見なしていたことも分かった。