【エルサレム共同】イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザからイスラエル領内に向けてロケット弾が発射され、報復としてガザを空爆したと発表した。イスラエル、ガザ双方に死傷者は確認されていない。占領地ヨルダン川西岸で26日、軍が過激派を急襲した際にパレスチナ人10人を殺害しており、ロケット弾は報復とみられる。

 イスラエルのネタニヤフ政権には、対パレスチナ強硬派の極右政党が参加しており、緊張は今後も続きそうだ。

 軍によると、ガザから発射されたロケット弾計5発のうち、3発は対空防衛システムで撃墜、1発はイスラエル領内の空き地に着弾、1発はガザ地区内で落下した。