【エルサレム共同】イスラエル軍が占領するヨルダン川西岸のパレスチナ人集落ハーン・アルアフマルで1日、イスラエル政府に抗議する集会が開かれた。イスラエル政府は集落の破壊を目指しており、多くのパレスチナ人が旗を掲げ「ここから離れない」と訴えた。
集落はエルサレムの東15キロに位置し、約200人のベドウィン(遊牧民)が暮らす。周囲にはユダヤ人入植地が点在し、集落が消滅すれば西岸のパレスチナ人地域は入植地により南北に分断される。西岸を主要領土として国家樹立を目指すパレスチナには大きな痛手となる。
イスラエル最高裁は2018年、無許可建築だとして政府に集落を破壊するよう命令した。