【ニューデリー共同】インドの新興財閥企業、アダニグループが不正疑惑を指摘され、株価が大幅に下落している。グループの時価総額は今月6日までの約2週間で約9兆1千億ルピー(約14兆円)減少し、半分以下となった。グループを率いる創業者のゴータム・アダニ会長はモディ首相に近く、政権にも痛手になりそうだ。
グループは港湾やエネルギーなど幅広い事業を手がけ、インドの大手財閥タタやリライアンス・グループと肩を並べる巨大財閥に成長。アダニ氏は昨年、米ブルームバーグ通信が取りまとめる世界長者番付の2位になった。
疑惑はアダニグループが数十年にわたって株価操縦や不正会計に関わってきたとするもの。