【北京共同】中国外務省の毛寧副報道局長は3日の記者会見で、日本と米国、インド、オーストラリアの4カ国が中国をにらんだ協力枠組み「クアッド」の外相会合をニューデリーで開いたことについて「国家間協力で排他的な封じ込めの枠組みを構築すべきではない」と述べ、対中包囲網の強化をけん制した。

 ニューデリーで20カ国・地域(G20)外相会合に出席した中国の秦剛外相は2日、インドとオーストラリアの両外相と個別に会談。クアッド外相会合を前に印豪との関係改善をアピールした。

 中国外務省によると秦氏は会談で、インドとの国境紛争で悪化した両国関係を「早期に改善すべきだ」と訴えた。