【北京共同】北朝鮮メディアは4日、同国の最高人民会議(国会)常任委員会常務会議で、「移動通信法」を改定する政令が採択されたと報じた。携帯電話の利用で「守るべき要求」を定めた条項などが具体化されたという。内容は不明だが、中国など国外との連絡を遮断するための管理が強化された可能性がある。
会議の開催日は不明。北朝鮮では今年1月に韓国式の言葉の使用を禁じたとみられる「平壌文化語保護法」が採択されるなど、思想や文化の統制強化を図る法整備が進められている。
会議では、朝鮮労働党や人民のために勇敢に闘った「革命の先輩」を敬う社会気風をつくるためとする「葬儀法」も採択された。