【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は7日、朝鮮中央通信を通じて出した談話で、米韓の言動を注視しており「いつでも圧倒的な行動に移れる準備態勢を取っている」と警告した。

 北朝鮮がICBMを太平洋に向けて発射すれば撃墜するとの米インド太平洋軍司令官の発言を6日に韓国メディアが伝えている。談話はこれに反発し、米国がこうしたことを行えば「明白な宣戦布告」と見なすと表明した。

 一方、北朝鮮外務省は6日付の談話で、米国のB52戦略爆撃機が6日に朝鮮半島に飛来し、米韓が合同訓練を行ったと指摘し「米国の核使用の企てが実戦水準で推進されている」と非難した。