新型コロナワクチン接種後に死亡した女性について、厚生労働省の専門部会が初めて「ワクチンとの因果関係が否定できない」と評価した。死亡女性とみられる愛知県愛西市の飯岡綾乃さん(42)の夫の英治さん(45)は10日、弁護士を通じ「(死亡は)アナフィラキシーショックが原因と考えている。そこが明確になっておらず、今回の結論には納得できない」とコメントした。
飯岡さんの死亡では県医師会が昨年11月に示した検証結果で、アナフィラキシーを疑い「早期にアドレナリン注射をすべきだった」と踏み込んだ。一方、今回の厚労省の報告では、ワクチン接種によるアナフィラキシーの疑いは「評価できない」とした。