【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信は23日、ロシアの新興財閥オリガルヒの制裁逃れを巡り、米司法省がスイスの金融大手UBSとクレディ・スイスを調査していると報じた。関係者の話として伝えた。
米司法省は主要な米銀も含めて各行の関係者らに召喚状を送っており、その中に両行が含まれているという。UBSは経営難に陥っていたクレディの救済合併を19日に発表したが、召喚状が送られたのはそれより前だとしている。
司法省は各行がオリガルヒの制裁逃れを手助けしていないかどうかを調べるため、取引履歴や審査過程に重点を置いているという。