トヨタ自動車の中国法人と中国の自動車メーカーの海馬汽車(海南省海口市)は24日、水素で走る燃料電池車(FCV)の推進に関する戦略的な協力枠組み合意に署名したと発表した。

 トヨタは脱炭素の選択肢を広げようと燃料電池車の普及に力を入れており、中国南部の海南島を大規模な試験場として活用する。トヨタ側によると、燃料電池車の乗用車で中国企業との協業に乗り出すのは初めて。

 トヨタの「MIRAI(ミライ)」の技術を使って開発を進める。2023年に200台での実証試験を目指し、25年には2千台の運用を計画している。(共同)