【ワシントン共同】米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は4日、北朝鮮北東部豊渓里の核実験場を4月21日に撮影した商業衛星写真に基づき、西側坑道付近で整備されていた道路が完成し、新たに二つの建造物が建設されていることを確認したと発表した。

 西側坑道は2018年5月に爆破されて以降、修復されていない。CSISは核実験を実行できるようにするための作業の一環か、各国を欺くための偽装工作の可能性があるとしている。

 南側の坑道は既に修復済みで、核実験が迫っている目立った兆候は見られないとしながらも、7回目の核実験が行われるとすれば、ほぼ確実に豊渓里で実施されると分析した。