【ワシントン共同】米国務省のパテル副報道官は8日の記者会見で、岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領による7日の会談について「米国と同盟関係にあるパートナーにとって、重要な章が始まった」と歓迎した。中国の台頭や北朝鮮の核・ミサイル開発でインド太平洋地域の安全保障環境が厳しさを増す中、日米韓3カ国の連携を推進する考えを強調した。

 パテル氏は、首脳同士の相互訪問「シャトル外交」を本格的に再開した岸田氏と尹氏の指導力を評価するとした。4月にブリンケン国務長官の訪日や、ワシントンでの米韓首脳会談が実現したことに触れ「日本や韓国との関係の深さには強い自信を持っている」と述べた。