【ワシントン共同】香港紙、蘋果日報(リンゴ日報=廃刊)創業者の黎智英氏の息子、崇恩氏(28)は11日、米議会の公聴会に出席し、香港国家安全維持法(国安法)違反罪に問われた智英氏の釈放を訴えた。「父やほかの政治犯たちは何の罪も犯していない。バイデン政権は声を上げ続けてほしい」と語った。

 上下両院の超党派議員で構成される「中国に関する議会・政府委員会」で証言した崇恩氏は、国安法の下で民主派の弾圧が進む中「悲しいことに香港では声が上げられなくなっている」と述べた。智英氏は無許可集会組織罪などで実刑判決を受けており、国安法違反罪の審理も9月に始まる。