【ワシントン共同】バイデン米大統領に対し、単独記者会見が少ないと批判が高まっている。外交から内政、経済まで幅広い質問に大統領が応じる注目度が高い場だが、今年はゼロ。9日付のワシントン・ポスト紙は、過去100年でバイデン氏よりも記者会見が少なかったのはニクソン、レーガン両大統領だけだと指摘し、記者を無視するなと戒めた。

 単独記者会見は、大統領が複数の記者から質問を受ける形式で、記者との一対一のインタビューは含まない。同紙は「バイデン氏はメディアが怖い?」と題した社説で、共同記者会見も今年は韓国の尹錫悦大統領などと実施したわずかな例しかないとし、説明責任を果たすよう求めた。